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【Vol.02 FPが教える簡単基礎知識!~預貯金編~】第1回 昔の預金金利は現在の3000倍って本当? 〜預貯金金利の昔と今〜

バブルが崩壊して以来、20年以上も超低金利が続いていますが、現在は、マイナス金利の影響もあり、預貯金の金利は0.001%(2017年7月現在)とほぼゼロ。100万円を1年間預貯金に預けても1年後の利息は、10円(税金を考慮していません)と雀の涙程度です。私たちは長い間、超低金利の世の中に慣れてしまっていますが、高度経済成長時代の預貯金の金利は何%だったかご存知でしょうか?実は今では考えられないほどの金利だったのです。今回は昔と今の預貯金の金利についてみていきましょう。

昔の定額貯金の金利は8%だった!

今でこそ「預貯金の金利は超がつくほど低い」という認識が一般的になっていますが、日本の経済が右肩で上がっていた1960年代〜1990年代前半までのバブル期を含めた高度経済成長時代の預貯金の金利は、今では考えられないほどの高金利でした。若い世代の方は、生まれたときから日本はデフレの状況にあり、超低金利の世の中が当たり前の中で成長しているので、昔の金利の高さを聞いたらきっとびっくりすることでしょう。

では、昔はどれくらいの金利がついていたのでしょうか。高度経済成長時代の過去最高の普通預金の金利は1974年の3.0%。現在の普通預金の金利は0.001%(2017年7月現在)。過去と比べると、3000倍も違います。

一方、定期預金を見てみましょう。過去最高の定期預金の金利は1991年の5.0%。現在の定期預金の金利は0.01%(2017年7月現在)です。過去と比べると、500倍も違います。

また、1980年代後半から1990年代前半バブル期の普通預金の金利を見てみると平均で2%もありました。定期預金はというと、なんと6%。郵便局の定額貯金の金利はさらに高く8%もありました。 普通預金の金利でさえ平均で2%あったのですから驚きですね。単純に計算して100万円を1年間2%の普通預金に預けていれば、1年後の利息は2万円(税金は考慮しません)になります。現在は普通預金の金利は0.001%なので、1年後の利息は10円(税金は考慮しません)しかつきません。そう考えると、夢のような話しですね。

昔は10年でお金が2倍に増えた!?

では、昔の金利がどれくらい高かったのか、もう少し違う角度から見ていきましょう。

「72の法則」と呼ばれる法則を知っていますか? これは、複利運用して、元本を2倍にするために必要な年数がわかる計算式で「72÷年利(%)=元本が2倍になる年数」です。

例えば、当時の郵便局の定額貯金の金利8%を当てはめてみると、72÷8年=9年 となり、10年以内で資産が倍になります。 これに現在の普通預金の金利0.001%を当てはめてみると、72÷0.001%=72000年となり、72000年前から運用してやっと100万円が200万円になります。

これでは生きている間に資産形成をするのは難しいですよね…。 預貯金の金利が高い時代は、一生懸命働いて、節約して銀行や郵便局にお金を預けていれば、お金は増えましたが、今の時代は預貯金にお金を預けていてもなかなかお金は増えません。

これからはお金にも働いてもらう時代

では、これからの時代はどうすればよいでしょうか? 基本的にお金に関する選択は以下の2つになります。

  • 稼ぐ、貯めるで、ずっとがんばる!
  • 稼ぐ、貯める、お金にも働いてもらう!

稼ぐ、貯めるで、ずっとがんばる!を選択した場合、すごく節約をがんばるか、収入を上げるかしかい限り、なかなかお金は増えません。一方、稼ぐ、貯めるに加えてお金にも働いてもらう!ことを選択した場合、もちろん元本割れのリスクも伴いますが、大きく増える可能性もあります。 バブル時代のような金利が再び実現できればよいですが、現在の経済状況を考えるとほぼ実現は難しいでしょう。つまり、これからの時代は、自分も働きつつ、お金にも働いてもらうことが必須といえます。 次回は上手にお金に働いてもらい、効率よくお金を貯めるためのコツをお伝えします。

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